リオンディーズ(牡2、栗東)
生年月日:2013年1月29日
調教師:角居勝彦
馬主:キャロットファーム
生産者:ノーザンファーム
通算成績:1戦1勝(1-0-0-0)
血統:父キングカメハメハ、母シーザリオ
2015.11.22 新馬戦(京都・芝2000m)?1着
1着 8-15 リオンディーズ(牡2)/岩田康誠/1番人気
2着 7-13 ピースマインド(牡2)/藤岡康太/4番人気
3着 3-4 アドマイヤダイオウ(牡2)/C.ルメール/2番人気
大外枠の15番からスタートだったが序盤から前へ出て行って6番手の好位につけて進めた。4コーナーでは外を回って徐々に前へ出ていき、直線に向くと内の馬を難なく交わして一気に抜けだす。ピースマインドが内から追うがリオンディーズの前に出ることはなく、1馬身半差をつけて快勝した。
リオンディーズは父キングカメハメハ、母シーザリオ、その父スペシャルウィークという良血馬。母シーザリオは日米のオークスを制しており、半兄エピファネイアは2013年の菊花賞馬とエリート揃いだ。1番人気に推された良血馬が期待通りの走りを見せてくれた一戦であった。
レース序盤、岩田騎手が抑えている姿が見受けられるが、そのまま行かせたらおそらく先頭へ出て行ってしまってたかもしれません。ここの時点では勝ち云々よりも競馬を教えたいという岩田騎手に姿勢が感じられますね。
しかし直線を向いてからもまだまだ余裕十分で、抜けだすと楽な手応えで後続を突き放して一気にゴールした。高いポテンシャルを感じさせる走りで快勝してみせた。
ゴール後に岩田騎手が首を横に降っている姿が写ったが、馬のパワーとスピードが想像以上のモノで驚くを通り越して呆れている、といったような仕草にも見えますね。
勝利後のコメントでは「兄(エピファネイア)と同じようにいいモノを持っています。今日は早めに追い出して行きましたが、その必要はありませんでした。最後は流す余裕もありました。」と称賛し、次走に期待感を抱かせた。
2015.12.20 第67回朝日杯FS(G1、阪神・芝1600m)の見解
新馬戦で手綱を握った岩田騎手は朝日杯FSではシュウジに騎乗するため、リオンディーズにはM.デムーロ騎手へと乗り替わりとなる。岩田騎手が絶賛するほどの馬であればM.デムーロ騎手にとっても嬉しい騎乗となるだろう。
超のつく血統ゆえに本格的な成長はまだまだこれからだ。G?完全制覇がかかった武豊騎手とエアスピネルという強力なライバルはいるが、逆にリオンディーズがホンモノであることを証明する引き立て役となる可能性もある。