シュウジ(牡2、栗東)
生年月日:2013年3月16日
調教師:橋口弘次
馬主:安原浩司
生産者:浜本牧場
通算成績:4戦3勝(3-1-0-0)
血統:父キンシャサノキセキ、母カストリア
2015.07.04 新馬戦(中京・芝1400m)?1着
1着 6-8 シュウジ(牡2)/小牧太/1番人気
2着 8-12 レッドカーペット(牡2)/国分恭介/5番人気
3着 1-1 クライシス(牡2)/川田将雅/3番人気
半分以上の馬が出遅れる中、シュウジはスムーズに先手を取って緩やかなペースで競馬を進める。直線をむくとシュウジの後ろの2番手を追走していたレッドカーペットが内から並びかけてくるが、シュウジがもうひと伸びしてこれを突き放した。2着馬のレッドカーペットに1馬身3/4差をつけて快勝した。
2015.07.25 報知杯中京2歳S(OP、中京・芝1600m)?1着
1着 7-9 シュウジ(牡2)/小牧太/1番人気
2着 3-3 マテラアリオン(牡2)/Z.パートン/7番人気
3着 4-4 ウインクルサルーテ(牡2)/秋山真一郎/2番人気
好スタートを決めたシュウジは先手を取って逃げる。序盤にクリノシャンボールが競りかけてくるがその後はすぐに差も広がりスムーズに逃げる事ができた。直線に入っても余力は十分で、2着馬に3馬身も差を付けゴールまで追われることなく逃げ切った。鞍上の小牧騎手も鞭を持ったままの快勝だった。
2015.09.06 小倉2歳S(G3、小倉・芝1200m)?1着
1着 3-3 シュウジ(牡2)/岩田康誠/1番人気
2着 8-13 サイモンゼーレ(牡2)/幸英明/7番人気
3着 3-4 レッドラウダ(牡2)/松若風馬/6番人気
鞍上は岩田康誠騎手へと乗り替わり。これまでのスタートに比べるとやや出は遅かったが、ペースもキツくはなく4番手の好位を追走。しっかりとついていき3?4コーナーで先頭をとらえると、直線では内から外を回って交わしてそのまま先頭を誰にも譲らずゴールした。走り抜けたあとも余裕はたっぷりで初の重賞戦ではあったがまだまだ余裕を感じさせられる走りであった。
2015.11.14 デイリー杯2歳S(G2、京都・芝1600m)?2着
1着 8-13 エアスピネル(牡2)/武豊/2番人気
2着 8-14 シュウジ(牡2)/岩田康誠/1番人気
3着 6-10 ノーブルマーズ(牡2)/高倉稜/7番人気
今回は大外からのスタートだったが好スタートを決めて先手を取る。キツイペースではなく、序盤やや出遅れて先団を見ながら進んでいたエアスピネルが外から除々に順位を上げてくる。直線に入るとシュウジがじわりと伸びていくが、エアスピネルもこれについてくる。勝負どころでエアスピネルが進出すると、抜け出してそのままシュウジに3馬身半差をつけてゴールした。岩田騎手はエアスピネル交わされても無理に追わなかったが、優勝したエアスピネルもまだ余力は残ってそうであった。
2015.12.20 第67回朝日杯FS(G1、阪神・芝1600m)の見解
デビューからの3戦は格の違いを見せつけるレースが続いたが、前走のデイリー杯2歳Sではさすがにメンバーが強くなったなという印象。とくにエアスピネルは父キングカメハメハ、母は秋華賞馬のエアメサイアという良血馬に加え、鞍上はG1完全制覇がかかっている武豊騎手と手強い相手だ。デイリー杯2歳Sではお互いに余力を残した形で決着しているが、2歳王者決定戦であるG1の朝日杯FSでは2頭の本気が見られるだろう。
阪神は今回初めてとなるが、直線の坂がこなせるかというところと、長い直線で差し馬が好走しやすいコースとなっているのでこれまで以上に厳しい条件とはなりそうだ。差せる競馬ができる良血馬エアスピネルと敏腕ジョッキーの武豊騎手を相手にどこまでやれるかというところが見どころだ。レースで強力なライバルに打ち勝ち、G1初制覇をあげてさらなる飛躍を遂げれるか。まだまだ伸びしろがある馬なだけに期待は高まる。